1.入会御希望の方は
●郵便振替にてお申込みされる場合
郵便振替番号(00810-8-123451)臨済宗青年僧の会>に年会費(2.参照)を納入下さい。
●メールにてお申込みされる場合
info@rinsei.net 宛にメールをご送付ください。折り返しご連絡致します。
 2.年会費は次の通りです
正会員・・・臨済宗僧籍者 20才〜45才  三千円
賛助会員・・臨済宗僧籍者 46才以上   四千円
 3.会費の年度は機関紙「不二」の号数に合わせてください
55年度 不二 1号〜 4号
56年度    5号〜 8号
57年度    9号〜12号
 4.会員の特典(会費を納入時より)
イ.各種資料・会発行物の割引配布、一部無料進呈
ロ.当会主催の行事(研修会旅行等)へ優先案内

 


恵光ハウス
接 心 記
ヨーロッパ仏教伝道協会 坐禅コース体験記

  ドイツのデュッセルドルフにあるヨーロッパ仏教伝道協会「恵光ハウス(http://www.eko-haus.de)」では年二回、接心が行われる。二〇〇一年冬の接心は十一月二十三日(金)から二十五日(日)まで方広寺派地蔵院法山高秀師の指導の元、ドイツ人居士大姉十七名の参加を得て行われた。 日程は二十三日(金)十八時集合、初心者に対して坐禅及び諸作法の説明、ベテランは随坐、十九時心経回向総茶礼、坐禅、二十時開板四弘誓願三拝。解散。 二十四日(土)午前9時半集合随坐、十時心経回向茶礼、坐禅、十二時斎座(飯台座)十三時随坐、十四時半坐禅、十六時作務、十七時半坐禅、二十時開板四弘誓願三拝。解散。 二十五日(日)午前9時半集合随坐、十時心経回向茶礼、 坐禅、十二時斎座(飯台座)十三時随坐、十四時坐禅、十六時茶礼、十六時半坐禅、十八時開板四弘誓願三拝茶礼。解散。以上。 皆よく坐る。結跏趺坐の人が数人いる。我々とは習慣が違うのでかなり足腰が痛いだろうと思うが、自分用に工夫して作った坐布を持参して真剣に坐る。高齢の一男性は妻を亡くした失意の中、体調も悪かったので途中から椅子に腰掛けたが、ついに最後まで接心をやり遂げた。 斎座は僧堂の飯台座に準じて行った。西欧は食事のマナーはきびしいお国柄であろう、持鉢と箸を使っても物音や食べる音を出さないで大変良い飯台座であった。同じ事 を日本人がやったらかえって食器の扱いが粗雑で物音や食べる音がうるさいであろう。日本人のマナーのなさを思い知る。日本からもってきた浜納豆や沢庵がたくさん売れたのがおかしかった。 接了日の午後の茶礼は干菓子と抹茶を飲みながら書院にて行われた。そこで一人の年配の男性が質問をした。数息観についてである。「息を吐ききった時、一瞬止めてから息を吸いなさい。また息を吸いきった時、一瞬止めてから息を吐きなさい。と本で読んでやっていますが、いったいどこにポイントを置いて呼吸法を行ったらよいかわからないから、教えてほしい」との事であった。このような質問が出てくることじたいが驚きである。ドイツの禅を志す人たちが、坐禅や呼吸法について如何に深く取り組んで実践しているのかがよくわかった。 またもう一人の年配の女性は「わたしは最初の頃、警策が怖いと思いましたが、今では警策が《自分の助けとなってくれるもの》だということがわかりました」と話してくれた。短い言葉であるがその思いに到るまでの努力は尊敬に値する。何故なら一時間や二時間の坐禅ではこの思いに到ることは不可能だからである。長時間坐禅をし疲労困憊して足腰の痛みに耐えかねる中でさらに坐禅を続けていこうと思うことは困難なことであると同時に自分の意志の弱さを思い知る時でもある。その時警策を受けてはじめて、警策が自分の助けとなってくれることを感ずる事ができるからである。 日本の坐禅会では今まで感じなかったことや深く考えてもみなかったことを、この接心でドイツの人達から教えてもらうことができた。ドイツに来なければわからなかったかも知れない。大変有り難いと帰りの飛行機の中で思った。次回の接心は二〇〇二年五月に行われる。

 

 

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